フェイキックIOLの特徴!メリット・デメリット
フェイキックIOLとは
フェイキックIOLとは有水晶体眼内レンズのこと。コンタクトレンズのように目の中に入れるレンズですが、1度入れるだけで交換は必要ありません。
フェイキックIOLをするには眼科での手術が必要となります。
フェイキックIOLのレンズは、生体組織に近いもので作られているので安全性も高く、紫外線もカットする特徴があります。
水晶体の上に特殊な小さなレンズ入れることで近視や乱視などを矯正することができる上に、定期的な交換や面倒なお手入れも必要ありません。
また、レーシックと比べても角膜を削るわけではないので、ドライアイなどの視覚障害が起こる可能性も低いと言われています。
フェイキックIOLの特徴
主に日本で使用しているフェイキックIOLは2種類あります。
前房型タイプ
角膜と虹彩の間にレンズを入れる前房型タイプ
後房型タイプ
虹彩と水晶体の間にレンズを入れる後房型タイプ
※フェイキックIOLの後房型レンズの一名称のことをICLといいます。大阪でICL手術をするということはフェイキックIOLをすることと同じです。
レンズの入れる位置が少し違うだけですが、どちらもレーシックができなかった人でも選択できます。
特に前房型タイプは強度の近視と乱視の方に適応しています。
フェイキックIOLを受けれる対象者
近視の症状がある20~45歳ぐらいの年齢で、尚且つ白内障や緑内障などの病気がない人は受けることができます。
詳しくは術前検査で、手術が可能かどうかを判断します。
フェイキックIOLの費用
眼科にもよりますが、平均すると片目で約35万、両目で約70万程です。
レーシック手術の場合は両目が約40万から50万程となので、費用が高くつくことがわかります。
フェイキックIOLのメリット・デメリット

メリット
片目約15分程で簡単に手術ができます。
角膜を削らない為、角膜が薄くてレーシックを受けられるなかった人でもフェイキックIOLができます。
もしもフェイキックIOLのレンズに不満があれば、コンタクトレンズのように交換が可能です。レンズを交換するのはもちろん、手術を受ける前の状態に戻すこともできます。
高精度のレンズなので色が鮮やかであったり、細かい部分までよく見ることができるなど上質な視力を得ることができます。
レーシックで起こりやすい、視力の逆戻りがありません。
デメリット
目に強い衝撃を与えてしまうと、レンズが取れる可能性があります。
他の矯正手術よりも費用が高くかかります。レーシックも同じですが、保険の適用がききません。
白内障の手術する場合にはレンズを取らなければなりません。
フェイキックIOLの手術の流れ
まず目薬タイプの麻酔を点眼します。場合によっては角膜を3mmだけ切開します。
そしてインジェクターという挿入器を使用して、小さく筒状に丸めたレンズを挿入します。
眼内に入れることで、自然と広がっていきくのでレンズの両端の部分を固定します。
たったこれだけの手術で、視力が戻ります。
片目あたり約15分なので、両目でも約30分と日帰りで手術が行えます。
また術後すぐは見えにくいと感じるかもしれませんが、次の日に効果が現れます。遅くとも1週間以内には視力が良くなっていることを実感することができます。
まとめ
レーシックを受けれなかった人でも受けることができる
フェイキックIOLのレンズは安全性が高い
レーシックと違って術後の視力障害が少ない
費用はかかるが、手術は片目約15分で終わる
コンタクトレンズのように手入れや定期的な交換も必要ない
フェイキックIOLは費用はかかりますが、簡単な手術によってこれから一生の視力が回復すると思うと良いことだらけですね。